元階段室を居間としてつなぎ、広々とした開放的な空間へ。
北面なので天窓もつけて明るい部屋。
窓際には文机も。落ち着いた和の空間に。
居間の壁面にはスギパネルを使って造作棚を製作。
栗の式台を新設し、段差をおさえました。
もともとある梁など残せるものは最大限活かしました。
キッチンへの建具も制作。
勝手口土間への入り口を設置、ニッチはダイニング用のTV台。
収納の上部に開口をとり、奥の居間とゆるやかに繋げました。
風が通る土間空間は、自転車の収納、生ごみの仮置き場、洗濯物干しなど大活躍。
屋根を葺き替え、建具を入れ替え、外壁を塗り直し木格子をとりつけました。
日中でも暗かったDKは広かった南側の元玄関に配置する間取りに変更。居間にはガラス瓦を用いた天窓を設置し、元階段室との仕切りを外して一体化させ、広々とくつろげる空間をつくりました。導線を考慮して、1階だけでも暮らせるバリアフリーの間取りにしました。
安心して落ち着いた暮らしを送っていただけるように家全体を健全化すること、そして懐かしい元の家の面影を残しつつ、これからの生活を楽しんでいただけるような空間づくりを目指しました。