キッチンの背面には、家電や食器類を収納できるスペースを。 オープン収納で使いやすい一方、来客時には扉を閉めることで、生活感を隠したおもてなし空間へと早変わり。
おもてなしキッチンのカウンターは「サーモウッドオーク材」。自然な風合いを生かしノタ付を採用。あえてコンロを中心に囲炉裏風に配し、調理しながら共に食し、会話を楽しむキッチンplanとしました。
キッチン:Pansonic ラクシーナI型2400
玄関扉を開けた先には、開放感のある広々とした玄関が。 ダイニングキッチンとの壁には、もともとあった格子を再利用しました。
ドアを撤去して、玄関とダイニングキッチンをひとつの空間とすることで、風と光が通りぬけ、温度差がなくなりヒートショックの心配もありません。
ダイニングキッチンと居間の間仕切り部の建具をはずし、空間を緩やかにつなげました。今後サロンスペースとしての活用を検討されてます。
懐かしい堀こたつを残した和室は、クロスの貼り替えとお施主様の手による襖塗替え(柿渋+黒弁柄)のみの内装リフォーム。
キッチン背面には、小窓を設置。東面から の朝陽、風の道を確保しました。
洗面化粧台は、TOTOの座ってラクラクシリーズ。 既製品ですがタイルや鏡、棚などをオリジナルに組み合わせる事で、機能性と共にデザイン性の高い洗面化粧スペースとなりました。
洗面脱衣室の隣には、洗濯機を置いてそのまま洗濯物を干せるユーティリティを。 お客間も使うパブリックな洗面スペースと、プライベートなユーティリティとを分けてプランニングしました。
お風呂:Panasonic オフローラ1316
介護・車椅子生活など、自立した将来を見据え、ゆとりをもったスペースを確保しました。
家が元々持っている和風の雰囲気を損なうことなく、現代的な雰囲気を併せ持った和モダンなエントランス。
玄関横には、陽だまりを感じながら過ごせるパッシブなスペース。ここは近隣や客人とのコミュニケーションの場としての現代的エンガワであり、キッチンからの季節の移ろいを楽しめる特別な空間です。
ゆとりある暮らしを送るためにも温熱環境を整え、家全体を健全化しました。来客時を想定して、プライベートな空間を緩やかに区切り、日常生活と結びついたおもてなし空間を演出。冬場でもたっぷり陽ざしが入る窓からは、庭の四季折々の景色も楽しめます。
古い部分と新しい部分とが自然につながった空間。新しいけど、どこか懐かしい。リフォームだからこそ創り出せた雰囲気に仕上がりました。