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古民家リモデルの処方箋

K様邸[磯城郡]

夢の住まいを実現するための工夫点

とても広いおうちですので、すべてをリモデルするのではなく、優先順位の高いところ、本当に必要な場所とそうでない場所でメリハリをつけたプランを検討しました。ご家族でもできる工事は「愛着と予算削減と想い出づくり」のため、お施主様にお願いしました。一番日当たりのいい南面の和室は、ご家族が集うLDKにし、日常生活での導線と来客時の導線を考え、ご主人の趣味である魚釣りを思う存分生かし友人とホームパーティーを楽しめるようなオープンキッチンを配置しました。デザインと導線、断熱計画、収納計画、セカンドライフなどを見据えたリモデルプランをご提案させていただきました。

設計者の想い

初めておうちにお伺いした時、素敵な佇まいのお家だと感じました。奥様のお悩み、ご主人のご希望、ご家族の趣味、交友関係など、これからどんな風に暮らしていきたいのか?という想いをたっぷりとお聞かせいただきました。お話を伺っていると私のほうでも次々にこれからのライフプランが頭に思い浮かび、想いのままお話させていただきました。とても大きいお家でしたので、ご予算のメリハリをつけてリモデルするとともに、冬の日射熱を取り込み、夏は日射を遮蔽しながら風を通すなど、パッシブで快適な空間となるよう見えない部分もしっかりと整えました。また、カビ菌の除去、防湿工事などの住環境や、窓の性能や床下の断熱などの温熱環境を整え、ご家族が快適に過ごしていただけるよう配慮しました。リメイクした古い建具や古箪笥などは、唯一無二の存在感で、新旧織り交ぜたリモデルのつなぎとなってくれました。