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リノベで叶えるノーマライゼーション

Y様邸[橿原市]

夢の住まいを実現するための工夫点

・まずは動かせないPSを残しスケルトンにして、寝たきり用の車椅子動線(回転直径1800~2000、幅900)を確保。
・バリアフリーを実現するために配管分一部床の高さを上げ、同時に介助者の家事動線も確保し、作業動線をショートカット。
・ 車いすのまま使用できる設備機器の選定と、介護スペースの確保。
・ 床材、壁材は、防汚機能があり傷が付きにくい素材を選定。介護時に水が飛びちっても掃除しやすいものに。
・ベッドスペースは明るく日が差し込む南面に配置し、防音や温調対策に内窓を設置。
・各種医療機器の設置スペースや、すぐに物が取り出せる様、介助者の体の寸法や介護機器に合わせた収納家具も制作。

設計者の想い

車いすを利用されている方も、介助する方も、家族みんながくつろいで居心地よく過ごせる家を目指したリフォームです。
玄関からスロープを抜けた先には居室兼LDK、そこからトイレやシャワールーム、洗濯場を抜け玄関や納戸へと回遊できる間取りは
「過ごしやすく、お世話しやすく」
を一番の目的として、水廻り設備や建具のチョイス・配置から、廊下の幅などの細かいところまで、丁寧にシミュレーションして決めさせていただきました。
介助という観点での利便性の追求はもちろんのこと、大きな窓から入ってくる風や光などの自然を感じられることを大切にしました。